篠山産の高品質なお米をさらにおいしくお客様に届ける
「絶対継がんとこう」
篠山の米は知名度こそ全国区ではありませんが、味的には全国レベルのとてもおいしいお米が採れます。その高品質なお米を主に阪神間の都市部にお届けしているのが、阪本屋です。
阪本尚士さんは3代目にあたりますが、元々は「絶対継がんとこう!」と思っていたとか。それでもそのまま無くすのはやはりもったいないという思いもあり、大学卒業時には家業を継ぐつもりで、修行がてらスーパーに勤めました。
スーパーでは8年間働き、売上の管理から企画や新商材の発掘など様々な経験を積むことができたといいます。ただ、やはり企業の中で働くので、制約も多く、篠山に戻ればもっと自分の好きなように自由に商売ができるのでは?という思いもあったそうです。
そうして、3年前に篠山に戻り今ではスーパーでの経験を活かし、たくさんのお客様に篠山の特産物を届けるお仕事をされていらっしゃいます。
JAZZの流れるお店 篠山特産のお米やオリジナル商品が人気
篠山の河原町から少し北に上がったところにある阪本屋。店内はとても清潔で洗練されています。お店にはJAZZが流れ、地元の特産品屋さんにありがちなどこか田舎くさい感じが全然ありません。
メインはお米ですが、黒豆を作ったカステラなど阪本屋オリジナルの商品もあり、お世話になった方へのギフトで他の人とは違ったプレゼントができそうです。
食べただけでリピーターがつく そのお米のおいしさの秘密は?
阪本屋のお米ですが、食べただけでリピーターがつくこともあるほどおいしいとか。お米の味の違いはというものは確かにありますが、食べただけでリピーターになるほど味が違うとはどこに秘密があるのでしょうか?
阪本屋のお米の品質の高さの秘密は、農家から仕入れたお米を専用の機械を使ってしっかり選っているということです。つまり、小さいお米や欠けたお米、色付きが悪い米を丁寧に選んでいるということです。
これが阪本屋の米にリピーターがつくほどのおいしさの秘密なのですね。
↑ 倉庫には1年分のお米をしっかり温度管理して保存しています。
おいしいお米はそんなに研がなくてもいい
米を研ぐというと以前はガシガシ洗っていましたが、実はそんなにガシガシ研ぐ必要はないのです。「えっ、たったこれだけでいいの?」という感じですが、「阪本屋 おいしいお米の研ぎ方」を今回は兄(尚士さん)と弟(勝さん)の2つのバージョンでお楽しみ下さい。
「おいしかった。また10kg送ってー」
この仕事をやっていて嬉しいのは、「おいしかった。また10kg送ってー」というお客様の声。それと、阪本屋では奮闘日記というニュースレターを作成しているのですが、これを楽しみにしている方もいらっしゃり、配達と同時に「これ、楽しみなんやー」と声かけて頂けることも。
「篠山」の名を使って商売しているから
「篠山」の名を使って商売しているから、すぐに商工会に入ろうと考えていたという尚士さん。商工会に入らなければ出会うことのなかった人に出会え、縦のつながり、横のつながりが増え「ええことばっかり」とのこと。
丹波篠山は関西の都市部では知名度もありブランド力が高いですが、それもこうした地道な取り組みのおかげかもしれません。これからも丹波篠山をアピールしていって欲しいですね。
⇒ 丹波篠山 阪本屋