いのしし祭名物「丹波ーガー」から生まれたタレ
「丹波ーガー」は、いのしし祭で販売され、のべの販売個数は1万個をゆうに越える。
最初は商工会青年部員の発した「ぼたん鍋のハンバーガーあったらオモロイやんけ」から始まった。
初代「丹波ーガー」は米粉のパンに、特注の猪肉のパテ、市内料理旅館のぼたん味噌、ささがきごぼうだけのシンプルな構成だった。
回を重ねるごとに内容は変移をしていき、バンズにはゴマが加えられ、茹でたキャベツを加える事でジューシーさを演出し、ぼたん味噌にはマヨネーズが加えられ、味噌の角を落としたまろやかさが出た。
次の改良では、猪肉パテの増量が行われ、その味わいに合わせる為の「味噌」部分の開発が行われた。
そして、八丁味噌をベースにし、清酒や醤油、しょうがやニンニク、香辛料などを加え、煮込んだ味噌ダレが生まれた。
「旨い!これはこのパテに合うで!!」皆が声をそろえて絶賛した。
しかし、同時に、この味噌ダレは製作課程に時間がかかりすぎ、大量に作る事もまた難しいという問題が発生した。
「せっかく開発できたこのタレ、なんか上手いこと出来る方法ないやろか?……」
部員たちは頭をひねって考えた。
ここで、「業者にこの味噌ダレ作ってもろたらええんちゃうん?」という案から、篠山市内に本社工場を構える「七星ソース株式会社」さんに協力を要請する事となる。
七星ソース株式会社さんは、地元に根付いた調味料メーカーで、ノスタルジックなスタイルのウスターソースを主力に、既に地元今田の地名である「立杭」の名前を冠したポン酢の実績もあり、味も良かった。
このタレの開発を頼むにはまさしくうってつけ。
そして、我々青年部員と、七星ソースさんの間で開発会議が行われ、その中で一度に作る量の話になった。
その量は我々の想像を絶する大量なものであった。
「こんなにいっぱいあっても使いきられへんやん……」
合成着色料、保存料はいっさい無添加…理想を追求して開発した結果、その賞味期限はたったの9ヶ月。
しかし、そこでまた閃いたのである。
「このタレ、売ったらどないやろ?」
「それええやん!定着したらおもろいなあ!」
「一家に1本あって、おとんがアレ取ってって言うたらこのタレの事とかな!」
こうして「丹波ーガーのたれ」は生まれました。
「目指せ!篠山市内各家庭に1本!」
アレにかけても、コレとまぜても
丹波ーガーのタレはイロイロな料理にご使用していただける、けっこう便利な調味料です。
・焼肉のタレに
牛肉、豚肉、鶏肉、ラム肉…肉との相性はとにかくバツグンです。
ゴハンがすすむ事間違いなし!
・揚げ物に
トンカツやフライ物のお供にどうぞ。
トンカツにかけて、玉葱のスライスと一緒に食べると…
・マヨネーズと混ぜて野菜をディップ
オススメの比率は1:1
即席おつまみにも、ゴハンのオカズにもなります。
・茹でた大根にかけてみる
頭の中から田楽味噌のイメージを消し去ってから味わってみてください。
新感覚の大根になります。
・アルミ鍋うどんに入れてカンタン味噌煮込みうどんに
スーパーや食料品店に置いてある、アルミ鍋のうどんに大さじ2加えてください。
卵を落とすとさらにゴージャスに!
・刻んだネギと混ぜてホカホカゴハンにON
なんとそのままゴハンのオカズにもなるんです。
さらに卵の黄身を上から……
丹波ーガーのタレ、どこで買えるの?
丹波ーガーのたれは、市内販売店でも随時販売開始いたします。
企画:篠山市商工会青年部篠山支部
開発協力:七星ソース株式会社 様
丹波篠山謹製地ソース 丹波ーガーのたれ
650円(税込)